必ず在る!という材料で作るアイデア料理を紹介

私が第1子を妊娠したころ、悪阻で何も食べられなくなってしまい、母が何か悪阻の時期でも食べられるような献立を考えてくれました。それから主人も考えました。今回は母と主人の私が妊娠初期で悪阻で食欲が無かった時の「必ず在る!という材料で作るアイデア料理」をご紹介します。

ではまず母からの「必ず在る!という材料で作るアイデア料理」についてです。やはり昔からの風物詩食べられない時の献立「御粥」です。一口に「御粥」と言っても母の作る「御粥」は少しアレンジ法があったと思います。やはり私が妊娠初期ということもあってか、栄養のバランスを考えて野菜を多く入れてました。材料はキャベツ、ニンジン、しいたけ、かいわれ、白菜、豆腐などでした。野菜類はもう全部みじん切を更に粉々にして豆腐もぐちゃぐちゃに潰し、ご飯を少な目にしてお湯で煮込んで作ってました。

冷蔵庫には必ず豆腐とか野菜類は少々残ってましたので、あり合わせで母は「御粥」を作ってくれました。もう殆ど雑炊と言うか、スープ状態になるまで煮込んでましたので、悪阻で食欲が無くても何とか食べられました。あの時の母には本当に感謝しています。味付けは薄い醤油味。卵を混ぜてだしも要れると尚更美味しかったのを覚えています。

妊娠した女性にとって悪阻は本当に辛いものです。常に吐き気と気持ち悪さとの戦いで。でも中には全然悪阻を感じない人もいるので本当に個人差ってあるものだな~って当時は思いました。私は比較的軽い方だと医者からは言われてましたが、でも悪阻には日々悩まされました。病院で点滴を受けるほどまではいかなくても、特に朝起きた時が気持ち悪くて起き上がるのが難しいくらいでしたね。そしてご飯の炊く匂いが妊娠中はダメでした。余計に気持ち悪さを増すようで。吐き気がすぐに襲ってきましたね。

自分で出来たことはリンゴのすりおろし、みかんを絞ってジュースにする、ヨーグルトを食べるくらいの事しか出来ず、家事なんてまともには出来ませんでした。

私の冷蔵庫で有る材料のアイデア料理はう~ん、料理ではなくデザート作りでした。寒天を買ってきてフルーツゼリーを作ってみたり、市販のアイスクリームに好きなクッキーを粉々にして混ぜ合わせて食べる。これくらいのアイデアしかありませんでした。後はジューサーにみかん、リンゴ、レモンを混ぜてミックスフルーツジュース状にし、プレーンヨーグルトにそのフルーツジュースに混ぜて食べて悪阻の時期を乗り越えていました。

今度は主人編です。主人は私が悪阻で料理できない時、自分で食べたい酒のつまみを買ってきて私にも食べられるように自分からアレンジしてくれました。それが鳥の手羽先塩焼きでした。

作り方は実に簡単で、男性の方々でも十分出来ます。まず、生の鳥の手羽先をスーパーで買ってきます。当時主人は骨付きの太いのが好きでしたので、パックに3~4個入ってたのを2パック買ってきました。

そしてガスコンロの魚焼き器で生の鳥の手羽先を味塩コショーで軽くかけて火にかけます。下にはアルミホイルを敷きます。焼く際に火の加減は気を付けないといけません。強火だと焦げてしまいます。じゅ~じゅ~と焼ける音がいかにも美味しそう~と気持ちを引き立てます。

適度な焦げ目がついたところで魚焼き器からおろして出来上がりです。主人はから揚げより塩焼きの方があっさりしてるからこれなら食べられるんじゃないかと私の分まで作ってくれました。食べてみて、ホント!から揚げよりも遥かに食べやすい!消化もいいし、初めて主人から鳥の手羽先の塩焼きを教わったようなものです。

これらが我が家の在る材料使用のアイデア料理です。