夕飯作りは自分から進んでやった方がより美味しい効果が出る理由

何でもそうですが、物事を行うことって人に命令とか、指示されると大人の世界では仕事として当たり前とされてますが、子供時代はそうもいきませんよね。例えばよくある親から「勉強しなさい。」と命令形の様に言われると子供って言うのはやる気が失せてしまいます。

子供自身を成長させることとは?やはり自発的に物事を始めることが子供自身を成長させます。余り大人がやんややんやとうるさく言えば言うほど子供はやる気をなくしてしまいがちです。私は2人の子供を持って初めてそのことに気付いたのです!物事は人から言われてやるのではなく、自発的にやるのが一番上達が早くなる要素だと常に思ってます。

当時中学生~高校生だった私は母に週末に料理を作るように強制的に言われれば言われるほどやりたくなかったのをはっきりと覚えています!嫌々やっても料理なんか上手になれるわけがありません。でもある時、自発的に料理をする気になりました。私が高校生になった時です。高校の家庭科の授業で調理実習があり、その時のメニューは「ミートスパゲティ」とデザートにみかんゼリーを作ったことがきっかけでした。

母はスパゲティなど作ってくれる人ではなかったので、私は調理実習で皆で作ったミートスパゲティがとても美味しかったので、自分で作ってみよう!と言う気になったんです。

ミートソースの作り方では最初に小麦粉を5g用意して、少量の水を入れ、後はトマトケチャップを混ぜて煮込んで作ると言う形でした。これが高校生の私でも意外と難しいと感じたこともなくて「案外これは自分でも出来るじゃん!」と喜びに浸ってました。コンソメと味塩コショーで味の調整をし、火は弱火で煮込む。初めて自分で作った手作りミートソース!家族にも生まれて初めて「美味しい!」と言われて達成感でした。

さすがに驚いた母も「あんたもやれば出来るね!」と誉めました。高校の調理実習で学んだ「ミートスパゲティ」は今でも私の献立のレパートリーの1つになっています。

スパゲティが残った時、スライスチースを混ぜて溶かせ、少量のタバスコをたらして、食パンの上にのせて食べる方法を見出しました。卵を混ぜてもいけますね!冷めても美味しいです。

それ以後、スパゲティの缶ソースは使わなくなりました。その理由は手作りのミートソースを作る習慣がついたせいで、缶類のソースは何だかケチャップの延長のような気がして不味く感じてくるようになってきたからです。

料理だけでなく、大型のガスコンベックレンジを買ったお蔭で今度はお菓子作りに嵌るようになりました。最初に作ったのは型抜きクッキー。ガスレンジについていた本を見ながら初めてのお菓子作りに挑戦したのです!

スーパーでクッキー用の型抜きを買ってきて、バター、砂糖、小麦粉、バニラエッセンスなどを使用して、クッキーの型を抜いて作りました。ガスレンジで10分ほどで焼きあがって、出来上がりを食べた時の喜び!今でも忘れません。友人も母も「美味しいね、○○ちゃん(私の名前)手作りクッキーは。」大喜びで皆味わって食べてくれました。いい思い出です。

残ったクッキーは日にちがたつと固くなるので、柔らく食べるために牛乳に浸して食べました。砂糖は一切混ぜません。

パン作りにも挑戦したんですが、発酵の仕方がよく分からず、失敗してしまいました。失敗しても食べられない訳でもなかったので、多少不味くても食べました。

「失敗は成功のもと」って諺はよく耳にしますが、まさしくその通りですね。自発的にお菓子作りや料理をすると自分でも上達は早かったです。周囲に言われて実行するのは返って逆効果ってことがいかに分かりました。